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来年上半期はリスク資産を避け、下半期に強気に転じることを推奨との見方=米国株

株式 

NY株式23日(NY時間14:33)
ダウ平均   34203.34(+105.24 +0.31%)
S&P500    4026.13(+22.55 +0.56%)
ナスダック   11285.01(+110.60 +0.99%)
CME日経平均先物 28360(大証終比:+240 +0.85%)

 日本時間4時に公開された11月1、2日のFOMC議事録を受けて、株式市場は買いの反応が見られている。議事録では、大半が利上げペースの早期減速を支持していたことが明らかになったほか、様々な委員がターミナルレート(最終着地点)を以前よりも高い水準で見ていることが示された。FOMC当日の内容からは新たな発見はないが、改めて12月FOMCの利上げは0.50%ポイントとの見方を裏付ける内容ではある。

 市場からは来年に向けての様々な見方が出てきているが、上半期はリスク資産を避け、インフレ、FF金利、利回り、ドルのピークと伴に株式市場もシナリオの反転を予想しており、下半期に強気に転じることを推奨との見方が出ている。市場はハードランディングとクレジットのイベントリスクを過小評価しているとも付け加えた。

 来年の6-7月に米企業の160億ドル規模の借り換えが始まるが、その直前で住宅市場とクレジット市場の低迷が失業率を押し上げ、利上げが経済に目に見えて打撃を与えた後にFRBは政策転換すると予想しているようだ。来年央から金融環境は緩和され、下半期と2024年に株式と債券の新たな強気相場が発生するという。

 最適なエントリーポイントとしては、S&P500で3600と3300、そして、3000で下値を拾うことが好ましいという。来年末の目標を4000とし、現在の水準から見て株価は横ばいの年になることを想定している。

アップル<AAPL> 150.96(+0.78 +0.52%)
マイクロソフト<MSFT> 247.62(+2.59 +1.06%)
アマゾン<AMZN> 94.16(+0.96 +1.03%)
アルファベットC<GOOG> 98.63(+1.30 +1.34%)
テスラ<TSLA> 182.24(+12.33 +7.26%)
メタ・プラットフォームズ<META> 112.17(+0.73 +0.66%)
AMD<AMD> 76.27(+1.02 +1.36%)
エヌビディア<NVDA> 163.96(+3.58 +2.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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