ビヨンド・ミートが決算受け時間外で9%安=米国株個別
植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益は予想以上の赤字となった。EBITDAも予想以上の赤字となった。ガイダンスも公表しており、通期の売上高は予想を下回る見通しを示した。
同社は2023年度の下期中の営業キャッシュフローの黒字を目指すとしている。声明では「事業環境はインフレや金利上昇などのマクロ環境の課題、景気後退の可能性に関する懸念の高まり、感染とその消費者行動および需要水準への潜在的影響、労働力確保に関する課題、最近の地政学的緊張に一部起因するサプライチェーンの混乱、競争激化などの当面の不確実性に引き続き影響される」としている。
同社のブラウンCEOは「第3四半期は厳しいマクロ環境による収益の急減とそれに伴う粗利益を含む損益計算書全体への打撃という残念なものですが、近い将来の事業にプラスの影響を与えるべく、緊急に積極的な施策を実施している」と述べた。
決算受け時間外で株価は9%安。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-1.60ドル(予想:-1.16ドル)
・売上高:8250万ドル(予想:8220万ドル)
米国:6220万ドル(予想:6210万ドル)
海外:2030万ドル(予想:3260万ドル)
・EBITDA(調整後):-7380万ドル(予想:-5810万ドル)
・販売量:1739万ポンド(予想:1790万ポンド)
・研究開発費:1340万ドル(予想;1280万ドル)
(通期見通し)
・売上高:4.00~4.25億ドル(予想:4.36億ドル)
(NY時間16:34)時間外
ビヨンド・ミート<BYND> 11.79(-1.23 -9.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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