カーバナが決算受け急落 アナリストが投資判断と目標株価を取り下げ=米国株個別
オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上に膨らんだほか、売上高も予想を大きく下回った。
今回の決算を受けてアナリストが、中古車市場の急激な落ち込みと同社の負債増加を理由に投資判断と目標株価を取り下げた。投資家は希薄化の大きなリスクに直面しているとしている。
同社がコスト削減に取り組む一方、中古車市場の状況悪化は不安定な金利および資金調達環境と相まって、見通しに重大なリスクを加えると指摘。向こう1年のベースケースから目標株価は1ドルから40ドルに設定することが賢明だという。今後数カ月で上記項目がより可視化され、株価の方向性についてより多くの情報を得た上で、判断ができるようになるとしている。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-2.67ドル(予想:-1.91ドル)
・売上高:33.9億ドル(予想:37.1億ドル)
・中古車販売台数:10万2570台(予想:11万4073台)
・卸売販売台数 4万7763台(予想:5万3288台)
(NY時間13:29)
カーバナ<CVNA> 9.09(-5.26 -36.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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