クローガーが逆行安 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別
きょうの米株式市場は全面高の中で、スーパーのクローガー<KR>が逆行安となっている。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げた。同社は先週、ライバルのアルバートソンズ<ACI>を買収することで合意と伝わった。同社は規制当局の許可を得るために店舗売却の意向も示している。しかし、買い手が見つからない場合はスピンオフを通じて設立する新会社に最大375店舗を売却し、規制当局からの訴訟を回避する意向も示している
アルバートソンズの店舗には労働組合があり、投資会社などの潜在的な買い手にとっては魅力的ではなく、両社は買い手を見つけるのに苦労する可能性があるという。
両社は現在、合計4996店舗を運営している。両社の契約では、規制当局の承認を得るために650店舗を超える分割はしないとされている。もし、この契約が決裂した場合、クローガーはアルバートソンズに6億ドルの分割手数料を支払うことになる。
(NY時間14:15)
クローガー<KR> 42.24(-0.92 -2.13%)
アルバートソンズ<ACI> 26.30(+0.09 +0.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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