オープンドアが5日続落 iBuying事業への懸念が伝わる=米国株個別
オープンドア・テクノロジーズ<OPEN>が5日続落。同社は「iBuying」として知られる、プラットホーム上でユーザーから住宅を購入し、それを転売して利益を上げる事業を営む。
米住宅市場の急激な低迷が同社を圧迫しており、調査会社によると、通常月に数千件の住宅を売買する同社は、8月に42%の取引で損失を出したという。ロサンゼルスなどの主要市場では売買の55%で損失を出しているという。この数字には、顧客に請求された手数料や、住宅の改築、販売手数料は含まれていない。
一部からは、昨年にジロー<ZG>のiBuying事業が破滅に追い込まれた姿を彷彿とさせるとの指摘も出ている。同社の指標は危険水域にあり、ジローが最も酷かった時期に非常に類似しているという。同社が破綻するという意味ではないが、その損失は深刻で、9月は8月よりもさらに悪化しそうだとも述べた。
(NY時間12:35)
オープンドア<OPEN> 3.81(-0.25 -6.16%)
ジロー<ZG> 32.74(-1.36 -3.99%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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