米鉄道会社と労働組合の労使交渉が暫定合意=米国株個別
米政府は、米鉄道会社と労働組合の労使交渉が暫定合意に達したと発表した。米東部時間の16日がスト突入の期限だったが、サプライチェーンのひっ迫を悪化させる恐れのある混乱は回避されそうだ。スト突入の場合、米長距離貨物輸送の約4割を担う重要なインフラが停止し、サプライチェーンの混乱に拍車がかかるのは必至だった。
米労働省は声明で、「労働省で20時間続いた交渉の結果、鉄道会社と労組の交渉担当者は労働者と企業、国全体の経済の必要性を調和させる暫定的な合意に達した」と説明。
暫定合意にはスケジューリングなど2つの主要労組が重視していた問題の条件が盛り込まれていない。このため他の労組は受け入れたものの、この2つの労組、トラック運転手組合(IBT)と国際板金・航空・鉄道・運輸労働者協会(SMART)の支部は抵抗している。
この報道を受けて鉄道株の一角は上昇。
(NY時間09:45)
CSX<CSX> 30.60(-0.64 -2.03%)
ノーフォーク・サザン<NSC> 241.02(+2.98 +1.25%)
ユニオン・パシフィック<UNP> 221.38(+3.43 +1.57%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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