午前中に円買い進む、豪ドルは理事会後に売りが入る=東京為替概況
午前中に円買い進む、豪ドルは理事会後に売りが入る=東京為替概況
ドル円は午前中に円買いが進んだ。昨日の海外市場で値を落としたドル円。NY市場夕方にかけて売りが継続し131円60銭台の安値圏で東京市場に。東京市場では売りが加速する展開となり、131円を割り込んで売り加速。130円41銭まで。
ペロシ米下院議長の台湾訪問が昨日の海外市場で報じられ、リスク警戒の円買いが強まった形。米中関係の悪化懸念が重石となった。
安値を付けた後、130円90銭台まで買い戻しが入ったものの131円手前がすでに重く、午後に再び130円40銭台を付けるなど上値の重い展開に。
ユーロドルは午前中のドル売り局面で1.0290台を付けるも、上値はそこまで。ユーロ円はドル円の下げに押されて134円00銭台まで。
豪ドルは13時半の理事会後に売りが強まった。政策金利は大方の予想通り0.5%ポイントの利上げ。利上げは4会合連続、3会合連続での0.5%の大幅利上げに。発表後は豪ドル売りが優勢に。声明で来年以降の利下げ見通しに言及したことなどが重石となり対ドルで0.7010台から一時0.6950台まで。対円では節目の91円を割り込んでストップ注文を巻き込んで90円70銭台まで。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。