ジェフリーズ、営業収益の大幅減を改めて確認も株価は上昇＝米国株個別

　証券会社のジェフリーズ＜JEF＞が前日引け後に３－５月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益は予想を下回ったものの、営業収益は予想を上回った。キャピタルマーケッツおよび投資銀行部門は３１％の減収となったものの、予想ほどは悪化しなかった。

　同社のハンドラーＣＥＯは「この不安定な時期を耐え抜き、市場の回復を待つ間、将来の案件の重要なパイプラインを追加するためにたゆまぬ努力を行った。顧客との継続的な対話に基づき、安定性と視界が改善されれば、Ｍ＆Ａや資本市場の活動は回復する」と述べた。

　株価は売り先行で始まったものの、売り一巡後は買い戻しが入り上げに転じている。予想ほどではなかったものの、ウクライナ情勢やマクロ環境の混乱で取引が低迷し、営業収益の大幅減を改めて確認した格好となったものの、本日は金融株に買い戻しが見られる中で、同社株も上げに転じている。

（３－５月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.45ドル（予想：0.51ドル）
・営業収益：13.7億ドル（予想：12.6億ドル）
　　アセットマネジメント：3110万ドル（予想：624万ドル）
　　キャピタルマーケッツおよび投資銀行：11.0億（予想：9.7億ドル
　　マーチャント・バンキング：2.38億ドル（予想：1.19億ドル )
　　コーポレート・バンキング：182万ドル（予想：132万ドル）

（NY時間10:30）
ジェフリーズ＜JEF＞　28.73（+0.77　+2.75%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美