アルバートソンズが決算受け下落 通期見通しが予想範囲内だった点が嫌気される＝米国株個別

　スーパーマーケットのアルバートソンズ＜ACI＞が下落。取引開始前に１２－２月期決算（第４四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、通期見通しが予想範囲内だった点が嫌気されている。

　同社はバランスシートの最適化や資本還元に関する様々な戦略または金融取引の可能性、同社の既存事業を補完するその他の戦略的イニシアティブの開発、および問い合わせへの対応を含む取締役会主導の戦略レビューをまだ終了していないと発表した。取締役会は、レビュー終了のタイムテーブルを設定しておらず、現時点ではさらなる措置や戦略的代替案の可能性に関するいかなる決定も下していないとしている。

（１２－２月・第４四半期）
・既存店売上高：7.5％（予想：4.7％）
・1株利益（調整後）：0.75ドル（予想：0.65ドル）
・売上高：173.8億ドル（予想：168.6億ドル）
・粗利益率（調整後）：28.7％（予想：28.8％）
・EBITDA（調整後）：10.7億ドル（予想：9.91億ドル）

（通期見通し）
・既存店売上高：2～3％（予想：2.4％）
・1株利益（調整後）：2.75～2.85ドル（予想：2.81ドル）
・EBITDA（調整後）：41.5～42.5億ドル（予想：42.5億ドル）

（NY時間10:26）
アルバートソンズ＜ACI＞　32.55（-2.24　-6.43%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美