モデルナが決算を受け大幅安 ワクチン販売が予想を下回る=米国株個別
モデルナ<MRNA>が大幅安。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。売上高の大半を占める新型ウイルス向けワクチンの販売が予想を下回った。通期見通しも公表しており、同ワクチンの売上高見通しも予想を下回った。同社は2022年について、現在、170億ドル分を受注しており、売上高は170億ー220億ドルを見込んでいると述べた。
市場では、世界経済が再開し、他の治療法が開発されるにつれて、同社が見込んでいる何百億ドルもの売り上げが実現するのか不透明感も出ているようだ。アナリストは現在、モデルナの2022年のワクチンの売上高は200億ドル近くを見込んでおり、2024年には75億ドルに減少すると予測している。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):7.68ドル(予想:9.07ドル)
・売上高:49.7億ドル(予想:63.2億ドル)
新型ウイルス向けワクチン:48.1億ドル(予想:62.7億ドル)
・営業費用:14.1億ドル(予想:14.9億ドル)
・研究開発費:5.21億ドル(予想:4.78億ドル)
(通期見通し)
・売上高:170~222億ドル(予想:207億ドル)
新型ウイルス向けワクチン:150~180億ドル(予想:199億ドル)
(NY時間10:23)
モデルナ<MRNA> 290.17(-55.76 -16.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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