米10年債利回り低下 逃避買いから利回りは低下=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:37)
2年債 0.119(-0.002)
10年債 1.031(-0.054)
30年債 1.793(-0.053)
期待インフレ率 2.073(-0.008)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうのNY債券市場で米10年債利回りは低下。きょうの市場はリスク回避の雰囲気が広がり、逃避買いから利回りは低下した。
バイデン大統領の1.9兆ドル規模の追加経済対策への期待は根強いものの、議会の一部からは反対の意見も多く聞かれ、大統領の意向通りに成立するか疑問視されている。成立自体も遅れるのではとの見方も浮上しているようだ。
ワクチン拡大への不安も出始めている。米感染研のファウチ所長が「1回目と2回目の間隔を広げて、より多くの人に接種する計画はリスクが生じる懸念がある」と述べたことを市場は注目した模様。明日からのFOMCを控えてポジション調整も活発に出ていたようだ。
10年債利回りは1.02%、30年債は1.79%台に低下。
2-10年債の利回り格差は+91(前営業日+96)にフラット化。
米2年債入札結果
最高落札利回り 0.125%(WI:0.127%)
応札倍率 2.67倍(前回:2.45倍)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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