テスラが決算が予想上回り上昇=米国株個別
テスラが上昇。7-9月期決算(第3四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。5四半期連続の黒字となり、他の自動車メーカーがパンデミックの影響で苦戦しているのをよそに好調を維持している。環境規制に対応する温暖化ガス排出枠(クレジット)の他社への販売が3.97億ドルあり、それが利益に寄与した。アナリストからは、「同社の競合会社はクレジットの対価を支払っている半面、同社はそれを工場に再投資している」と指摘した。
同社は年内50万台の納車を目標にしているが、その達成は非常に困難とみられている。ただ、同社は「目標達成は一段と困難になっているとしているものの、依然として当社の目標だ」としている。目標到達は上海工場での生産拡大と「モデルY」の増産に大きく左右されると説明した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.76ドル(予想:0.55ドル)
・売上高:87.7億ドル(予想:82.6億ドル)
・フリーキャッシュフロー(FCF):14億ドル(予想:11.1億ドル)
・粗利益率:23.5%
(NY時間09:52)
テスラ 435.55(+12.91 +3.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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