ダウ平均は反落して始まる 第2波への警戒感が根強い=米国株序盤
NY株式30日(NY時間09:50)
ダウ平均 25485.52(-110.28 -0.44%)
ナスダック 9912.20(+38.05 +0.39%)
CME日経平均先物 22255(大証終比:+205 +0.92%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落して始まっている。前日は予想外に強い米住宅指標をきっかけに、先週末の急落からの買い戻しが強まっていた。感染第2波への警戒感が強まる中で再封鎖への懸念も強まっている。
景気の先行きに非常に楽観的だった株式市場も、ここに来て上値に慎重さを見せ始めている。一方、足元の経済指標に好調な内容も出ており、きょうは中国の企業景況感指標が回復を示す内容となっていた。感染第2波への懸念の一方で、回復への期待感も温存しており、両方の綱引きが続いている。
きょうは日本時間1日午前1時30分頃にムニューシン米財務長官とパウエルFRB議長の議会証言が予定されている。前日にFRBは、パウエル議長が証言する事前原稿を公表していたが、「今後の経路は極めて不確実でウイルス感染の動向次第。人々が安全を確信するまでは完全な回復はない」と言及する予定。一方、「経済は予想以上に早く新たなフェーズに入った」ともしていた。
半導体に買い先行し、ハイテク株は堅調。マイクロンが前日引け後に決算を発表しており予想を上回っていたことが好感されている模様。
銀行株はまちまち。ウェルズファーゴがFRBのストレステストの結果を受けて第3四半期の減配予想を発表している。ウェルズファーゴの株価は下落しているものの、他のJPモルガンやバンカメは上昇して始まっている。他の大手行は減配はないと見られている。
なお、日本時間23時に消費者信頼感指数が発表され、前回よりも上昇が見込まれている。
きょうは4-6月期の最終売買日となるが、4-6月期は新型ウイルス感染で急落した1-3月期からの回復期待で、四半期としては過去最高のパフォーマンスとなりそうだ。新型ウイルス感染に対する、各国政府や中央銀行の大胆かつ迅速な政策が株式市場を支えたようだ。
マイクロン 51.72(+2.58 +5.24%)
ウェルズ・ファーゴ 25.45(-0.25 -0.97%)
アルファベット(C) 1389.30(-5.67 -0.41%)
フェイスブック 220.17(-0.47 -0.21%)
ネットフリックス 452.08(+4.84 +1.08%)
テスラ 1025.40(+16.05 +1.59%)
アマゾン 2700.76(+20.38 +0.76%)
エヌビディア 376.48(+8.48 +2.30%)
ツイッター 29.28(-0.22 -0.73%)
ダウ採用銘柄
J&J 138.54(-0.50 -0.36%)
P&G 118.82(+1.16 +1.01%)
ダウ・インク 39.84(-1.14 -2.86%)
ボーイング 180.88(-13.61 -8.01%)
キャタピラー 124.97(-0.28 -0.23%)
レイセオン 60.45(-1.47 -2.49%)
ビザ 191.12(-0.26 -0.14%)
ナイキ 95.83(-0.04 -0.04%)
ウォルグリーン 42.06(-0.26 -0.63%)
3M 155.77(+0.20 +0.13%)
エクソンモビル 43.32(-1.00 -2.29%)
シェブロン 86.66(-1.01 -1.17%)
コカコーラ 44.27(-0.09 -0.21%)
ディズニー 110.79(-0.73 -0.67%)
マクドナルド 183.02(+0.22 +0.12%)
ウォルマート 119.43(+0.37 +0.31%)
ホームデポ 246.76(+0.64 +0.27%)
JPモルガン 93.55(+0.55 +0.59%)
トラベラーズ 113.37(+0.47 +0.42%)
ゴールドマン 194.08(+0.61 +0.32%)
アメックス 93.76(-0.76 -0.81%)
ユナイテッドヘルス 288.91(-0.85 -0.30%)
IBM 119.55(-0.20 -0.17%)
アップル 362.30(+0.52 +0.15%)
ベライゾン 54.56(-0.13 -0.24%)
マイクロソフト 199.17(+0.73 +0.37%)
インテル 59.42(+1.15 +2.00%)
ファイザー 32.38(-0.26 -0.81%)
メルク 76.43(+0.31 +0.41%)
シスコシステムズ 46.62(+0.47 +1.01%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。