反落、OPECプラスの会合は9日に延期=NY原油概況
NY原油先物5月限(WTI)(終値)
1バレル=26.08(-2.26 -7.97%)
ニューヨーク原油の期近は反落。終値の前営業日比(速報値)は、期近2限月が前日比2.26~0.92ドル安。その他の限月は0.29ドル安~1.95ドル高。
新型コロナウイルスの蔓延による石油需要の急減や、世界中の備蓄施設が満たされることを回避するため、サウジとロシアが中心となった石油輸出国機構(OPEC)プラスは協調減産を再び協議することになったが、予定されていたオンライン会合が6日から9日に延期されたことが売りを誘った。
ただ、ロシアのソブリン・ウェルス・ファンドのキリル・ドミトリエフ最高経営責任者(CEO)は、ロシアとサウジの合意は非常に近いと述べたほか、ドミトリー・ペスコフ報道官も他の主要な輸出国と取り組む用意が整っていると語った。世界各国で新型肺炎の感染者数や死者数の伸びが鈍化する兆候があることも下支え要因。
時間外取引で5月限は25.28ドルまで下落した後、28.24ドルまで下げ幅をほぼ解消する場面があった。ただ、戻り待ちの売りに押され上値は重く、通常取引開始後は売りが優勢だった。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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