ウォルマートは冴えない決算も小幅安に留まる=ダウ採用銘柄
ウォルマートが下落。11-1月期決算を発表しており、米既存店売上高が予想を下回ったほか、通期についても予想を下回る利益見通しを示している。ホリデーシーズンの販売が、同業のターゲットやファイブビロウ同様に冴えない内容となった。ホリデーシーズンの販売期間が例年よりも短かったことや、一部地域の暖冬で冬物の売れ行きが期待ほではなかったこと、そして、玩具や電子機器など主要カテゴリーでの品不足が圧迫した。
同社のビックスCFOは声明で、「クリスマス前の数週間で、米店舗での弱さが見受けられた」と述べた。予想を下回る売上高に賃金上昇が重なり、利益を圧迫したとしている。
ただ、既に発表になっている競合他社の決算で、ある程度想定されていた面もあり、決算の中身の割には株価の下げは限定的な印象。
(11-1月・第4四半期)
・米既存店売上高:1.8%(予想:2.2%)
米直営店:1.9%(予想:2.4%)
サムズクラブ:0.8%(予想:1.2%)
・1株利益(調整後):1.38ドル(予想:1.44ドル)
・売上高:1416.1億ドル(予想:1425.5億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):5.00~5.15ドル(予想:5.22ドル)
(NY時間09:42)
ウォルマート 117.80(-0.09 -0.08%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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