続伸、ウイルス感染拡大からリスクヘッジとして買う動き=NY金概況
NY金先物4月限(COMEX)(終値)
1オンス=1586.40(+7.60 +0.48%)
金4月限は続伸。時間外取引では、中国に加え日本でも新型コロナウイルスの感染者の増加が確認されたことが支援材料ながら、1,580ドル台前半では戻り売りが待ち受け、上げ幅を削り、小安くなった。日中取引開始後は複数の米経済指標が発表され、概ね事前予想通りながら、1月の米鉱工業生産指数が事前予想を下回り、小売売上高が伸び悩みを示すなど、金市況にとって追い風となった。ドルはしっかり、米株も売り先行ながら下げ幅は限定的だったが、米債券市場で買いが先行し、10年債利回りが低下、新型コロナウィルスの感染拡大による世界経済への悪影響により金をリスクヘッジとして買う動きは強く、上伸した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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