【注目】24000円大台目前でいったん利益確保の局面か
大台付近で利食い売りに押されやすい局面
6日の日経平均株価は前日比2.38%プラスの23873円59銭、TOPIXは前日比2.07%プラスの1736.98ポイント、マザーズ指数は前日比0.71%プラスの851.01ポイント、東証2部指数は前日比1.88%プラスの7261.93ポイント、ジャスダック指数は前日比0.90%プラスの171.52ポイントとなりました。
中国政府が米国製品に課していた追加関税の一部を引き下げるとの報道から米中貿易問題の進展が期待され為替が円安に進行、それを受け日本株も大きく上昇しました。
日経平均株価が大きく上昇しました。コロナウイルス流行懸念からの暴落前の水準と比較し、TOPIXはあと0.6%、日経平均株価はあと1%の水準まで回復しました。
一方マザーズ指数やジャスダック指数はまだ12月の水準までまだかなり下に位置しており、今の相場は大型株主導の相場だと言えるでしょう。
今回の暴落で新興市場を好む個人投資家の投資意欲は回復していませんが、大型株を好む外国人投資家の資金が流入し日本株の急反発に繋がったのではないかと考えます。
ただ、ここ3日の反発で日経平均株価も24000円まであとわずかな水準となっており、底値近辺で買った投資家がいったん利食い売りをする水準かと思います。
いったん利益確保し、更に上昇、12月の高値を超えてくれば上昇トレンド継続で再度ポジションを取る戦略が有効ではないかと考えます。日経平均株価24000円は利食い売りに押されやすい局面です。いったん目先の天井だと考えます。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。