ドル円、パンデミック懸念で続落。
マーケットコンディション
先週末のドル円は、108.94円で始まると、東京時間、日経平均の堅調を受け一時109.13円まで上昇。その後、日経平均が伸び悩むと109.10円前半で小動き。ロンドン時間、新たな材料もなく109円を挟む小動き。NY時間、新型コロナウイルス感染者が、英国やイタリアなどのヨーロッパで確認され、中国全土をはじめ世界規模で感染が拡大。リスク回避色が強まり、1月米シカゴ購買部協会景気指数が予想48.8に対し42.9と下振れすると、108.30円まで下落し、108.35円でクローズをむかえた。
ドル円、パンデミック懸念で続落。
先週末は、新型ウイルス拡大懸念で、リスクオフ。週明けはパンデミック懸念と春節明けの上海株式市場の下落懸念から、もう一段の安値を想定しておく必要がありそうだ。テクニカル的には、日足一目均衡表で雲下限(先行2)108.80円を割り込み逆転。転換線<基準線となれば、三役逆転(強い売りシグナル)となる。押し目買いよりは、戻り売りか。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。