ダウ平均は４日続伸し最高値更新 モルガンＳが上昇＝米国株序盤

NY株式16日（NY時間09:46）
ダウ平均　　　29183.11（+152.89　+0.53%）
ナスダック　　　9330.49（+71.80　+0.78%）
CME日経平均先物　24005（大証終比：+65　+0.27%）

　きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は４日続伸し、最高値を更新して始まっている。前日の米中合意への署名を通過してもなお、市場の雰囲気はポジティブなようだ。この日発表のモルガン・スタンレーの決算が好調だったことや、小売売上高やフィラデルフィア連銀指数といった経済指標が予想を上回ったこともフォローとなっている模様。

　米中合意については、中国が米製品の購入を向こう２年間で２０００億ドル増やすことや、それと引き換えに、中国製品への関税の一部引き下げで合意した。事前に伝わっていた内容とほぼ同じで目新しさはなく、市場の反応は限定的だったが、第１段階の合意が達成したことで、ひとまず安心感に繋がっている模様。しかし、厄介な課題はなお山積みで、警戒は続くとの声も少なくない。

　イベントを通過し、株式市場の焦点は決算に集中しそうだ。今週発表の米金融大手の決算は概ね良好で好調なスタートとなっている。最新の予想ではＳ＆Ｐ５００採用銘柄ベースで０．５％の減益と若干上方修正されている模様。

　ＩＴ・ハイテク株や金融株、産業株など幅広い銘柄に買いが広がっている。特にマイクロンやＡＭＤなど半導体関連が堅調。半導体は今年の期待が高いが、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）がきょう公表した１－３月期の売上高見通しが強い内容だったことがサポートとなっている模様。

　ナスダックも最高値更新が続いている。

モルガン・スタンレー　56.35（+3.41　+6.44%）
マイクロン　57.53（+1.36　+2.42%）
ＡＭＤ　49.70（+1.16　+2.38%）

アルファベット（C）　1444.51（+5.31　+0.37%）
フェイスブック　222.27（+1.12　+0.51%）
ネットフリックス　340.82（+1.75　+0.52%）
テスラ　507.65（-10.85　-2.09%）
アマゾン　1878.50（+16.48　+0.89%）
エヌビディア　248.47（+2.90　+1.18%）
ツイッター　33.36（+0.13　+0.38%）

ダウ採用銘柄
Ｊ＆Ｊ　147.42（+0.41　+0.28%）
Ｐ＆Ｇ　125.72（-0.24　-0.19%）
ダウ・インク　52.66（+0.39　+0.75%）
ボーイング　330.75（+0.95　+0.29%）　
キャタピラー　 146.48（+0.91　+0.62%）　
ユナイテッド　 153.09（+1.13　+0.75%）　
ビザ　199.84（+0.04　+0.02%）　
ナイキ　103.05（+0.26　+0.25%）
ウォルグリーン　54.48（+0.08　+0.15%）　
３Ｍ　181.00（+1.22　+0.67%）　
エクソンモビル　 69.34（+0.25　+0.36%）　
シェブロン　116.99（+0.86　+0.74%）　
コカコーラ　56.83（+0.13　+0.23%）　
ディズニー　145.06（+0.74　+0.51%）　
マクドナルド　209.61（-0.16　-0.08%）　
ウォルマート　115.57（+0.29　+0.25%）
ホームデポ　227.12（+2.53　+1.14%）
JPモルガン　137.17（+0.45　+0.32%）
トラベラーズ　 138.65（+1.08　+0.79%）
ゴールドマン　 247.18（+1.97　+0.80%）
アメックス　130.36（+0.54　+0.42%）　
ユナイテッドヘルス　299.03（+2.62　+0.91%）
ＩＢＭ　137.58（+0.96　+0.71%）
アップル　 314.63（+3.29　+1.05%）
ベライゾン　59.30（+0.20　+0.33%）
マイクロソフト　 164.36（+1.18　+0.73%）
インテル　59.35（+0.41　+0.68%）
ファイザー　40.54（-0.13　-0.32%）
メルク　91.45（-0.09　-0.10%）
シスコシステムズ　48.38（+0.37　+0.77%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美