ドル円、米中貿易協議進展に一喜一憂。
マーケットコンディション
昨日のドル円は、108.52円で始まると、東京時間は、米上院が香港人権法案を可決したことで、米中協議に影響がでるのではとの思惑で108.35円まで下落。ロンドン時間、香港問題や米中協議問題を嫌気しリスクオフムードになると108.34円と安値更新。しかし、安値では本邦実需の買い意欲で買い戻された。NY時間、米株が下げ渋り、日経平均先物が持ち直すと、ドル円は108.74まで上昇。しかし、「米中の第1段階の通商合意は来年にずれ込む可能性」とニュースが入ると、108.40円まで失速。その後、ホワイトハウス副報道官が「米中交渉は継続しており、第1段階の合意文書について進展が見られる」との見解を示すと108.60円台に回復し108.61円でクローズをむかえた。
ドル円、米中貿易協議進展に一喜一憂。
米中要人発言で上下する展開継続。香港人権法案は、間違いなく中国の反感があり要注意。
テクニカル的には、日足一目均衡表において①転換線・基準線が接近中。既に②遅行線が26期間前チャートを上から下に抜け逆転状態となっており、三役中二役が逆転となると、下方向への転換となる。ただ、雲の位置が上限107.759円・下限106.694円と、まだ距離があるので、三役逆転には日柄が必要。
98年日本初のFX事業開始から、Web広告やセミナー運営、リスク管理啓蒙などFX業務全般に携わる。数多くの一般投資家と接しながら、現在、YJFX!にてFXエバンジェリストとして情報配信・FXコラム執筆・セミナー活動等を行っている。