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今週の米ドル/円予想 米中通商協議を横目に動きにくい(11/18週)

達人の予想 

【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】

今週の主要経済指標
今週の主要経済指標

先週の米ドル/円は反落。週初109.235で寄り付いた米ドル/円は、米中通商協議への進展期待が後退気味となり上値の重い展開で推移。14日には週間の安値108.240をつけました。その後は、クドローNEC委員長が米中の第一段階の合意が近いとの発言やロス米商務長官が第一段階の米中合意が最終決定される可能性は非常に高いと発言などを受け、値を戻す展開となりました。終値は108.800。
なお、14日、15日のパウエルFRB議長の議会証言では、改めて当面の利下げ打ち止めとの考えが示されましたが、株式市場が概ね良好な決算に支えられて米主要3指数は史上最高値圏を維持する展開となりました。

当初、米中首脳会談や米中の第1段階の合意は、チリで16-17日に開催される予定だったアジア太平洋経済協力会議(APEC)がターゲットとされていましたが、ここに来て、中国の米農産品の輸入拡大についても双方折り合いがつかない状況になっていると考えられます。
一方、既に死者が出始めている香港のデモについては、中国は人民解放軍をボランティアとして出動させており、米国は香港での人権や民主主義を支援する「香港人権法案」を可決する可能性が出てきており、こういったことも、廻り回って米中通商協議へのボトルネックになりそうです。

今週の主要な経済指標は図の通りですが、引き続き、米中通商協議の第1段階への合意への米中両国の動向がマーケットの焦点になると思われます。

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

【米ドル/円(TFX)週足 チャート】
【米ドル/円(TFX)週足 チャート】

米ドル/円の週足チャートです。
移動平均線は上から順に52週MA(109.262)、ドル/円、13週MA(108.011)、13週MA(107.732)で、13週MA以外は下向き。13週MAが26週MAを上にブレイク後は、13週MAが目先のサポートとして意識されます。また、52週移動平均線や109.70前後が当面のレジスタンスとして意識されます。
ストキャスティクスは、%D(88%)がSlow%D(86%)を上回って推移していますが、今年に入ってからは黄色いラインで示した下降トレンドの中で推移しているため、以前からお伝えのとおりストキャスティクスが再度下降基調(%DがSlow%Dを下回り、それぞれが80%を割れる)になったタイミングで売りを考えたいところです。
一方で、チャートパターンとしては、白い破線をネックラインとしたヘッドアンドショルダーズボトムを形成しているとも読み取れ、この水準を上回る場合は、引き続き買いとなります。

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

【米ドル/円(TFX)日足 チャート】
【米ドル/円(TFX)日足 チャート】

米ドル/円の日足チャートです。
200日MA(109.002)はほぼ横ばい。価格が200日MAを一時上回りましたが、その勢いは続かず、再度、200日MAを下回っています。また、ストキャスティクスは%D(48%)、Slow%D(50%)と下降基調で推移しています。一目均衡表は基準線>転換線、日々線>雲、遅行スパン>日々線と、三役好転が続いていますが、目先は、遅行スパンと日々線の関係に注目です。遅行スパンが日々線を、日々線が基準線(108.690)を下回る場合は、再度、下値を模索する展開を予想され、この場合、先週の安値108.240や11月1日の安値107.880がサポートとして意識されます。
一方、遅行スパンが日々線を上回る場合は、200日MAが当面のレジスタンスとして意識されます。

このコメントは弊社チーフテクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

執筆者 山口哲也

執筆者 : 山口哲也|フジトミ証券株式会社 チーフテクニカルアナリスト

株式会社フジトミ 国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト 金融機関でアナリストとして経験を積んだのち株式会社フジトミ入社。幅広い手法を網羅した緻密な分析とわかりやすい解説が好評。日経CNBC・東京MXテレビ等メディア出演多数。

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