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取り合えず、短期調整で日経は5日線に小反落

達人の予想 

致し方ない様子見相場

当然の小反落でした。日経平均は131円安の22,843円。
日経平均はちょうど5日移動平均線を意識した短期調整。ここで止まれば一番浅い調整ということになります。
FOMCや決算集中を前に、どうしても足踏みするところですから、今日の下げ自体はさほど重要性はありません。
グローベックス市場のダウ工業株先物は、東京大引け時点で12ドル安。
上海コンポジット指数も50日線を割り込む、0.5%下落でした。
米国のVIXが13台と低迷していることから、極端に指数変動率がグローバル市場で低下していることがわかります。
これが上昇するときは、相場が急伸、急落どちらもありうるわけで、往々にして急落が多いとはいえ、まだなんとも言えません。
たとえば、ソニー<6758>が本日の日経新聞朝刊一面トップに材料報道されていました。画像センサーの新工場に1,000億円を投じるという積極策の報道ですが、残念ながら全体の相場つきから、ソニーは大きく反落。
ソニーが親亀とすれば、子亀のインターアクション<7725>は大きく上昇したものの、9月10月の戻り高値を抜けないで、迷いの十字足です。
こうした動きはタイミングが不運としかいいようがありませんが、抜けない以上はやはり利益確定がかさんでいるわけですから、ここは安易には手を出せないと考えるほうが無難な一例でしょう。

盛り返すディフェンシブ系

業種の上昇率ランキングで、一見すると景気敏感系と思われる精密セクターが上位にあるのも、テルモ<4543>や、オリンパス<7733>などが高かったことが大きいでしょう。
また、インターアクション<7725>(これは景気敏感株)が、ソニーによる1000億円の画像センサー工場新設という報道が効いて、7%以上の高騰になっていることも影響しているかもしれません。
そのほかの業種は、上位にはおしなべて、医薬品、食料品、水産農林、陸運といったディフェンシブ系が占めています。
現在は、あまり一日一日の変化に引きずられないほうが良いでしょう。

景気敏感株に、利益確定

これが一日だけの動きか、まだしばらく続くのかは課題です。
たとえば、NEC<6701>の急反落がその例でしょう。前日第2四半期決算を発表していますが、7-9月期営業利益は前年同期比209億円増加の478億円。会社計画を100億円上ブレたにもかかわらず、急反落。ただ、引けにはほぼ前日終値までよく戻しました。
悪材料が無いとはいいませんが、ザラ場、一時的にせよここまで売られる筋合いのものではないです。いかにも、ここまで上がってきたことに対して、良い決算が出たことでいったん益出し売りがかさんだということにでもなるのでしょう。第一次反応は今日一日で収束したのかもしれません。
先日の悪い決算で急落した信越化学<4063>が28日に急落したものの、25日線上で止まり、翌日には急反発となって、終値ベースでは高値更新したというケースもあるわけですから、NECやその他、本日売られた銘柄も、一日あるいは短期の一過性かどうかがここから試されることになりそうです。
ちなみに、富士通<6702>は、逆に決算を受けて本日7.7%以上の急騰になっています。
どちらの銘柄も、本日の日経新聞で両者の本業が好調であるという決算内容が報じられているにもかかわらず、本日の市場での値動きは、真反対になっているのが象徴的です。
両方の銘柄とも、あまり近視眼的には見ないほうがよいでしょう。
現状の決算が重要なのではなく、もっと長期的な成長性に着目してみていったほうが良いと個人的には思っています。
NECの場合には、世界でも高く評価されている顔認証の技術、富士通のほうは、データを活用したコンサルタント事業、こういったものが新たな収益の柱に育っていくことが期待されているわけです。

執筆者 松川行雄

執筆者 : 松川行雄|有限会社増田経済研究所 日刊チャート新聞編集長 

大和証券外国株式部勤務の後、投資顧問業を開業。2013年2月ヘッドハンティングにより増田経済研究所に入社。現在同社発行の「日刊チャート新聞」編集長。株式セミナーに於ける投資理論は個人投資家に満足度100%の人気を博す。

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