【10月29日予想】23000円突破で更なる上値の可能性
過去の統計では11月が底打ちのタイミング
28日の日本株市場は小幅上昇しました。日経平均株価は前日比0.30%プラスの22867円27銭、マザーズ指数は前日比0.21%プラスの867.48ポイントとなりました。日経平均株価は6日続伸となりました。
企業の中間決算発表が本格化するなか、概ね業績好調の銘柄が買われる展開となっています。10月も終わりが近づき年末年始の株高を見越しての仕込みも始まっているのかもしれません。
過去の傾向でみると、「7月~10月」は株価が下がりやすく、「12月~4月」は株価が上がりやすい傾向が見られます。11月はちょうど株価が下がりやすい時期から株価が上がりやすい時期に移行する境目になっています。
ちなみに11月の成績を過去の統計データでみると、
●勝率47.0%
●平均損益率 -0.31%
となっており、10月に続いて株価が下がりやすい傾向は見られるのですが、「企業の中間決算発表」という株価を大きく動かす材料がある月となっており、大型株を中心にようやく底打ちの兆しが見えやすい月となっています。上方修正を発表した銘柄を中心に株式市場の回復を下支えするかもしれません。 目先懸念材料がないなかもうしばらく上昇トレンドが続きそうです。29日の日経平均株価は小幅高と予想します。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。