円安を好感後はもみ合い 21800-22100のレンジ◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆
円安を好感後はもみ合い
●18日のNY株式市場はFOMCの結果発表直後に売り優勢となり、その後パウエルFRB議長の会見で値を戻す展開。米連邦公開市場委員会で米連邦準備理事会は、市場の予想通り今年2回目となる0.25%の追加利下げを決定。ただ、FOMC参加者の金利見通しで、これ以降年内の利下げを見込んでいないことがわかるとダウは211ドル安まで下げ幅を拡大した。しかしながらパウエルFRB議長が会見で「成長維持のために適切に行動する」と述べたことにより、買い戻しが入りダウはプラスで引ける。
ダウ工業株 27147.08(+ 36.28)△0.13%
ナスダック 8177.39(- 8.63)▼0.11%
S&P500 3006.73(+ 1.04)△0.03%
●本日の日経平均は円安を好感後は、もみ合いと読む。CME日経平均先物の終値は2万1910円で、昨日の東京市場の日経平均終値2万1960円と比べ50円安い水準。本日早朝の大阪取引所の日経平均先物終値はCMEと同値の2万1910円。
●シカゴグローベックスNYダウ先物7ドル高(執筆時)。
●日経平均株価と上下の節目
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2万1960円 昨日終値
2万1910円 CME日経平均先物
2万1861円 5日線
●今週の主な予定
19(木)
○米 9月9日週次 新規失業保険申請件数
○米 8月 中古住宅販売戸数
○日 9月19日 日銀政策金利決定
20(金)
○日 8月 CPI
○独 8月 PPI
○欧 9月 消費者信頼感指数速報値
国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、『あすなろ投資顧問』に在籍。市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析。顧客に寄り添うアドバイスに定評があり、個人投資家の資産形成をサポートいたします。