【8月29日予想】今は備えるタイミング
次の暴落に備える局面
28日の日経平均株価は小幅上昇しました。日経平均株価は前日比0.11%プラスの20479円42銭、マザーズ指数は前日比1.41%マイナスの840.62ポイントとなりました。前夜の米国株式市場は下落したものの、為替が1ドル105円台半ばを維持したため日経平均株価は小幅上昇した一方、時価総額上位の4563アンジェスが15%下落したことを受けマザーズ指数は大幅に下落しました。
日本株の薄商いが続いています。日経平均株価は26日に下落した幅の半値戻しの水準に位置しており、買い、売りともに手掛けにくい状況となっています。加えてマザーズ指数は下落トレンドが続いており8月6日につけた安値836ポイントをかろうじて上回る水準に到達しています。
株価は火曜日、水曜日と上昇していますが、依然薄商いが続いており、ちょっとした材料で株価が下抜けする可能性があります。システムトレードにおいてもほとんどシグナルが無い状況となっており、今は「様子見スタンス」が正解なのでしょう。
日本株はパッとしない状況が続いていますが、このような状況で悪材料が発生すると株価は一気に急落します。そのときにしっかりとチャンスをつかめるように今は備えるタイミングなのでしょう。29日の日経平均株価は引き続き暴落のリスクが高いと考え大幅安(-100円~)とします。
フェアトレード株式会社 代表取締役。機関投資家出身で統計データを重視したシステムトレードに注力。2011年株-1グランドチャンピオン大会で+200.4%、2012年+160.1%、2013年157.0%を叩き出し三連覇達成。証券アナリスト検定会員。