カーニバルが決算受け上昇 通期のＥＢＩＴＤＡの見通しを上方修正＝米国株個別

（NY時間10:30）（日本時間23:30）
カーニバル＜CCL＞　17.10（+0.71　+4.33%）
ロイヤル・カリビアン＜RCL＞　159.29（+4.77　+3.09%）
ノルウェージャン＜NCLH＞　18.10（+0.70　+4.02%）

　クルーズのカーニバル＜CCL＞が上昇。取引開始前に３－５月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期のＥＢＩＴＤＡの見通しを上方修正している。

　同社は声明で「上方修正したガイダンスからは、２０２６年の「ＳＥＡ・Ｃｈａｎｇｅプログラム」の３つの目標達成まで、僅か１年で平均約３分の２を達成することになる」と述べた。引き続き堅調な需要動向に基づき、純利回りは１０％を超えると予想され、投下資本利益率は２桁が見込まれるとしている。これを受けて他のクルーズ株も上昇。

（３－５月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.11ドル（予想：-0.02ドル）
・売上高：57.8億ドル（予想：56.9億ドル）
・EBITDA（調整後）：12.0億ドル（予想：10.7億ドル）

（６－８月・第３四半期見通し）
・EBITDA（調整後）：26.6億ドル（予想：26.2億ドル）

（２５年度通期見通し）
・EBITDA（調整後）：約58.3億ドル（従来：約56.0億ドル）（予想：56.6億ドル）

【企業概要】
　北米・オーストラリア・欧州・アジアで、クルーズ客船を運航する。カーニバル・クルーズ・ライン、プリンセス・クルーズ、ホーランド・アメリカ・ライン等のブランドのクルーズラインを展開し、世界中の旅行者向けに、様々な文化や言語に対応する特別なバケーション体験を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美