ディックス・スポーティングが決算受け大幅高 通期ガイダンスを予想外に上方修正＝米国株個別

（NY時間10:21）（日本時間23:21）
ディックス・スポーティング＜DKS＞　225.09（+30.09　+15.43%）

　スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズ＜DKS＞が大幅高。取引開始前に２－４月期決算（第１四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益、売上高とも予想を上回った。２５年度通期ガイダンスも公表し、１株利益、既存店売上高の見通しを上方修正している。

　通期ガイダンスの上方修正はアナリストを驚かせたようだ。「全体として第１四半期は厳しいスポーツ用品業界にあって好調な四半期であった。高所得者層向けポジショニングと強力なブランドポートフォリオが寄与したと思われる」と述べた。「今回の通期ガイダンスの上方修正は予想外で、現在のトレンドに対する経営陣の自信を物語っている」とも付け加えた。

（２－４月期・第１四半期）
・既存店売上高：+5.3％（予想：+2.5％）
・１株利益：3.30ドル（予想：2.93ドル）
・売上高：30.2億ドル（予想：29.4億ドル）
・粗利益率：36.3％（予想：35.8％）
・総店舗数：857（予想：860）
・ディックス・スポーティング・グッズ店舗数：723（予想：720）

（２５年度通期見通し）
・１株利益：13.35～13.75ドル（従来：12.85～13.25ドル）（予想：13.36ドル）
・既存店売上高：+2～+3％（従来：+1～+2％）（予想：+2％）
・売上高：131～132億ドル

【企業概要】
　スポーツ用品、狩猟用品などを販売するスポーツ用品の小売業者。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美