イスラエルは次のステップを検討している
イスラエル軍の参謀総長のハレヴィ将軍は、「イスラエルは次のステップを検討している」と述べ、イランのイスラエル領内への大量のミサイルと無人機の発射には報復で対応すると語った。
これに対してブリンケン米国務長官は、さらなるエスカレートを防ぐため、イランの攻撃に対する外交的対応を米国が調整していると述べている。長官は「強さと知恵は表裏一体でなければならない」とメッセージで語った。
ホワイトハウスのカービー報道官は「バイデン大統領はイランとの戦争を望んでいるわけではないし、ネタニヤフ首相も大統領の懸念を承知していると確信している」と述べた。
一方、イランのアブドラヒアン外相は電話会談で、キャメロン英外相に対し、イランはエスカレーションを望んでいないと述べた。
イランは、4月1日にイスラエルがシリアの大使館敷地内を空爆し、イランの最高将官らが死亡したことへの報復措置として、4月13日にイスラエルに対して350発近いドローンとミサイルを発射した。
そのほとんどは、イスラエル、米英仏、ヨルダン、サウジによってイスラエル領空外で迎撃された。日曜日にイスラエルのガラント国防相はオースティン米国防長官に電話で「イスラエルは自国の領土に対して弾道ミサイルが無反応で発射されるのを許すことはできない」と語ったという。「イスラエルがシリアの標的を攻撃するたびにイランが直接攻撃で応戦するような方程式を受け入れない」とも付け加えた。
また、バイデン大統領はネタニヤフ首相に、イランに対するイスラエルの反撃を米国は支持しないと警告している。

執筆者 : MINKABU PRESS
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