ドアダッシュが決算受け大幅安 物足りない内容も株価下落は買いの好機との指摘＝米国株個別

（NY時間10:23）（日本時間00:23）
ドアダッシュ＜DASH＞　110.34（-15.93　-12.62%）

　フード・デリバリーサービスのドアダッシュ＜DASH＞が大幅安。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高、ＥＢＩＴＤＡとも予想を上回ったほか、マーケットプレイス受注額も予想を上回った。ガイダンスも公表し、マーケットプレイス受注額が予想を若干下回る見通しを示している。

　アナリストは「今年の同社株が３０％近く上昇していることを考慮すると、今回の決算は物足りないのかもしれない。同社はこれまで、予想を上回るガイダンスを公表し続けてきたが、今回は予想範囲内であった。ただ、株価下落は買いの好機と見ている。ファンダメンタルズは改善しつつあり、ユーザー数、頻度、注文金額の伸び、過去最高益をもたらすユニット経済の強化が原動力となっている」と述べている。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益：-0.39ドル（予想：-0.16ドル）
・売上高：23.0億ドル（予想：22.4億ドル）
・粗利益率（調整後）：48.5％（予想：48.4％）
・EBITDA（調整後）：3.63億ドル（予想：3.56億ドル）
・FCF：3.98億ドル（予想：2.44億ドル）
・注文件数：5.74億件（予想：5.62億件）
・マーケットプレイス受注額：176.4億ドル（予想：171.3億ドル）

（１－３月・第１四半期見通し）
・EBITDA（調整後）：3.20～3.80億ドル（予想：3.60億ドル）
・マーケットプレイス受注額：185～189億ドル（予想：185.7億ドル）

（通期見通し）
・EBITDA（調整後）：15～19億ドル（予想：16億ドル）
・マーケットプレイス受注額：740～780億ドル（予想：765億ドル）

【企業概要】
　米国・カナダ・オーストラリアで、地域の食品・飲食店を支える配達プラットフォームを運営する。地域の加盟店・消費者・配達雇用者の相互作用によって成り立つプラットフォームを通じて、加盟店へのニーズに沿ったサービス、消費者へのオンライン注文・配達・店舗受取、配達雇用による収入の機会を提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美