KBホームが決算受け下落 平均販売価格の下落や、住宅売上高の弱い見通しを嫌気=米国株個別
(NY時間09:54)(日本時間23:54)
KBホーム<KBH> 62.22(-0.98 -1.55%)
住宅建設のKBホーム<KBH>が下落。前日引け後に9-11月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は冴えない反応を示している。第4四半期の平均販売価格が前年比で4.5%下落し、今年の住宅売上高も弱くなる見通しを示した。受注についても予想を下回っている点が嫌気されている。
アナリストからは、「金利が安定または上昇した場合、同社は販売減を余儀なくされ、現在の住宅販売完了と利益もリスクにさらされる可能性がある」との指摘が出ている。また、受注の少なさと売上高ガイダンスの低下が株価の重荷になるとの指摘も出ていた。
(9-11月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.85ドル(予想:1.69ドル)
・売上高:16.7億ドル(予想:16.2億ドル)
・住宅粗利益率(調整後):20.7%
・引き渡し件数:3407件(予想:3314件)
・受注残件数:5510件(予想:6166件)
・受注残高:26.7億ドル(予想:29.9億ドル)
・平均販売価格:49万ドル(予想:49万ドル)
(24年度通期見通し)
・住宅売上高:64~68億ドル(66.3億ドル)
・販売価格:48万~49万ドル
【企業概要】
米国の南西部・中央部・南東部において、住宅建設関連事業を行う。住宅用の土地の取得・開発、多種多様な住宅の建設・販売を行い、住宅購入者に損害保険の他、地震・洪水・個人財産保険サービスや、物件のタイトルサービスも提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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