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ダウ平均は続伸 パウエル講演を受けて12月も好調なスタートを切る=米国株概況

株式 

NY株式1日(NY時間16:20)
ダウ平均   36245.50(+294.61 +0.82%)
S&P500    4594.63(+26.83 +0.59%)
ナスダック   14305.03(+78.81 +0.55%)
CME日経平均先物 33480(大証終比:+60 +0.18%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。序盤に売られていたIT・ハイテク株も買い戻されナスダックも反発した。きょうから12月相場に入ったが、市場は記録的な上昇となった11月相場の地合いがクリスマスにかけて継続されるのか注目している。そのような中で、本日はパウエルFRB議長が講演を行い、株式市場の上昇に繋がった。

 議長は「金融緩和の時期を推測するのは時期尚早。適切であれば追加引き締めの用意」とこれまでのタカ派的な発言を繰り返した。ただ、「政策金利は抑制的な領域に深く入った」とも述べている。以前はこの点を「いまは抑制的過ぎる証拠はない」と述べていた。

 予想通りに利下げ期待は否定し、追加利上げの可能性も残している。しかし、以前よりは若干ハト派に寄った印象もあり、甲乙付け難い内容ではあった。ただ、市場の利上げサイクル終了と来年の利下げ期待に変化はない。

 講演内容が伝わった直後は株式市場も売買が交錯していたが、米国債利回りが急低下したこともあり次第に買いが優勢となった。結局、12月相場は好調なスタートを切った格好となった。

 ただ、明るい市場心理にもかかわらず、ウォール街の一部からは慎重な声も出ている。投資家は年末と2024年に向けて慎重姿勢を保つよう助言しているようだ。劇的に買われ過ぎているように見えるが、利下げは2024年後半までないと見ており、投資家はディフェンシブになるべきとの警鐘も出ていた。

 デル<DELL>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。PCへの企業需要の低迷が続き、予想以上の減収となった。法人向けおよび消費者向けPCの売上を含むクライアント部門の売上高は11%減少し、予想を大きく下回った。

 テスラ<TSLA>が3日続落。前日引け後に待望のサイバートラックの納車を発表した。生産上の問題で2年の遅れとなったが、イベントにはマスクCEO自身も立ち会った。このサイバートラックで競争の厳しい米ピックアップトラック市場に参入する。ただ、市場からは慎重な見方も出ており、株価は冴えない反応を示している。価格面が気掛かりとなっているようだ。

 ファイザー<PFE>が下落。中期段階の試験で高率の副作用が現れたため、減量薬の開発を中止すると発表した。「ダヌグリプロン」を服用した患者の半数以上が吐き気とおう吐のために服用を中止せざるを得なかったという。

 ロボット処理による自動化ソフトウエア開発のUiパス<PATH>が決算を受け大幅高。年間ベース経常収益(ARR)、収益性とも上昇していた。

 バイオ医薬品のアルティミュン<ALT>が大幅高。減量薬「ペムビデュチド」の中間段階の試験結果を報告し、48週間の試験で最高用量の参加者の体重が最大16%減少したと報告した。

 化粧品販売のアルタ・ビューティ<ULTA>が決算を受け大幅高。通期の既存店売上高見通しのレンジ下限を上方修正している。

 経営管理システムのドーモ<DOMO>が決算を受け上昇。通期の1株損益の赤字見通しを縮小したほか、売上高見通しも上方修正した。

 半導体のマーベル・テクノロジーが決算を受け下落。データセンターは好調だったが、他の部門が低調だった。

 電気自動車(EV)のフィスカー<FSR>が上昇。事業の焦点を絞り、戦略的提携に向けて複数の自動車メーカーと協議を進めていると発表した。

 ソフトウエア開発のエラスティック<ESTC>が決算を受け大幅高。通期の見通しを上方修正した。クラウドが好調だった。

 ソフトウエア開発のサムサーラ<IOT>が決算受け大幅高。通期の見通しを上方修正した。

 ファストフードのウェンディーズ<WEN>が上昇。アクティビスト(物言う株主)として知られるヘッジファンドのブラックウェルズ・キャピタルが同社の取締役会に異議を申し立て、業績改善を求める準備を進めていると伝わった。

Uiパス<PATH> 25.04(+5.28 +26.72%)
アルティミュン<ALT> 3.57(+0.41 +12.97%)
ファイザー<PFE> 28.91(-1.56 -5.12%)
デル<DELL> 71.93(-3.94 -5.19%)
アルタ・ビューティ<ULTA> 472.03(+46.04 +10.81%)
ドーモ<DOMO> 10.18(+0.69 +7.27%)
マーベル・テクノロジー<MRVL> 52.80(-2.93 -5.26%)
フィスカー<FSR> 1.73(+0.15 +9.49%)
エラスティック<ESTC> 110.20(+29.84 +37.13%)
サムサーラ<IOT> 34.59(+7.05 +25.60%)
ウェンディーズ<WEN> 19.54(+0.79 +4.21%)

アップル<AAPL> 191.24(+1.29 +0.68%)
マイクロソフト<MSFT> 374.51(-4.40 -1.16%)
アマゾン<AMZN> 147.03(+0.94 +0.64%)
アルファベットC<GOOG> 133.32(-0.60 -0.45%)
テスラ<TSLA> 238.83(-1.25 -0.52%)
メタ・プラットフォームズ<META> 324.82(-2.33 -0.71%)
AMD<AMD> 121.39(+0.23 +0.19%)
エヌビディア<NVDA> 467.65(-0.05 -0.01%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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