ダウ先物は上昇 予想を上回る数字もネガティブな反応は一時的=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:54)
ダウ先物 35064(+146.00 +0.42%)
S&P500 4538.75(+21.25 +0.47%)
ナスダック100先物 15617.75(+65.50 +0.42%)
米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも上昇しており、本日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。先ほど発表の米生産者物価指数(PPI)と小売売上高、そして、米新規失業保険申請件数がともに予想以上に強い内容だったことで、発表直後はネガティブな反応が見られたものの、一時的な反応に留まっている。
前日の米消費者物価指数(CPI)、そして、本日の生産者物価指数(PPI)を始めとした米経済指標は、いずれもインフレの粘着性を示した格好だが、FRBに対する市場の見方に大きな変化はない。来週のFOMCは据え置きが確実視され、年内の追加利上げへの期待は五分五分といった状況。
市場は、FRBが景気後退を引き起こすことなくインフレを管理できると自信を深めており、米株式市場は今週の緩やかな上昇をさらに伸ばす構えだ。しかし、仮にFRBが今回に金利を据え置いたとしても、市場は今後数カ月間不安定な動きを続ける可能性があるという。
市場からは「今年に入って株価を上昇させたリスク選好の資産は、利回り上昇を前に割高に見え始めているため、年末まで高いボラティリティが続くと思われる」との声も聞かれる。
本日はソフトバンクG<9984>傘下の英アーム<ARM>がナスダック市場に上場する。IPO価格は51ドルとレンジ上限で決まった。今年最大のIPOでもあり、市場の注目度も高まっているようだ。
なお、決算ではアドビ<ADBE>が引け後に決算を発表する予定。
(NY時間09:04) 時間外
アップル<AAPL> 174.49(+0.28 +0.16%)
マイクロソフト<MSFT> 338.37(+2.31 +0.69%)
アマゾン<AMZN> 145.33(+0.48 +0.33%)
アルファベット<GOOG> 138.14(+0.64 +0.47%)
テスラ<TSLA> 272.43(+1.13 +0.42%)
メタ・プラットフォームズ<META> 306.20(+1.14 +0.37%)
AMD<AMD> 108.44(+0.73 +0.68%)
エヌビディア<NVDA> 459.07(+4.22 +0.93%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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