反落、金融引き締め継続による需要下振れを意識=NY原油概況
NY原油先物8月限(WTI)(終値)
1バレル=67.70(-1.67 -2.41%)
ニューヨーク原油は反落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月は1.67~1.64ドル安。その他の限月は1.56ドル安~0.36ドル高。
主要国の中郷銀行が金融引き締めを継続し、景気が悪化して石油需要が下振れする可能性が高まっていることが引き続き相場を圧迫した。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は来月の追加利上げを改めて明言したうえで、「金利がピークに達したとすぐに言うことできない」、「インフレの第二段階は現在強まり始めている」と述べて、金融引き締めが続くことを強調した。ドイツがリセッション入りしていることで物価は抑制される方向にあるものの、金融引き締めの終わりは見えていない。
時間外取引で8月限は下落。通常取引開始後、一時的に下げ幅をほぼ消す場面はあったが、戻りが売られると67.50ドルまで下落し、時間外取引までの安値を下回った。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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