ベーカー・ヒューズ決算受け上昇 売上高は会社設立以来で最も好調=米国株個別
資源サービスのベーカー・ヒューズ<BKR>が上昇。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表しており、第2四半期、通期とも予想を上回る売上高見通しを示している。
同社は主要経済国が化石燃料からの脱却に舵を切ったとしても、天然ガス需要は数十年に渡り成長すると予測している。第1四半期の売上高は会社設立以来で最も好調で、予想以上の利益とフリーキャッシュフロー(FCF)を計上した。
ビュースCFOは、「自社株買いは当面は保留されているが、恐らく年後半には再開できる」と述べた。一方、シモネリCEOは、「今後数年間はガスがこのセクターの成長見通しを下支えすると見ている」と声明で述べた。「われわれは耐久性があり、商品価格の変動に影響されにくい支出サイクルから利益を得ている」とも語った。
アナリストからも高評価が聞かれ、「今回の決算はわれわれ待ち望んでいた結果と見通しだ。非常にポジティブな結果だった」と述べている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.28ドル(予想:0.26ドル)
・売上高:57.2億ドル(予想:55.3億ドル)
油田サービス&機器:35.8億ドル(予想:34.3億ドル)
産業・エネルギー技術:21.4億ドル(予想:20.9億ドル)
・EBITDA(調整後):7.82~7.29億ドル
・FCF(調整後):1.97億ドル(予想:0.72億ドル)
(4-6月・第2四半期見通し)
・売上高:61~65億ドル(予想:59.6億ドル)
・EBITDA(調整後):8.45~9.05億ドル
(通期見通し)
・売上高:240~260億ドル(予想:248億ドル)
・EBITDA(調整後):36~38億ドル
(NY時間14:16)
ベーカー・ヒューズ<BKR> 30.65(+1.15 +3.88%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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