続落、米利上げ継続による景気悪化見通しで=NY原油概況
NY原油先物4月限(WTI)(終値)
1バレル=75.72(-0.94 -1.23%)
ニューヨーク原油の期近は続落。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.97~0.94ドル安。その他の限月は0.97ドル安~0.25ドル高。
積極的な米利上げ観測を背景とした米景気悪化見通しが重しとなった。今週、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレ率の高止まりを背景に利上げペースを0.25%から0.50%へ加速させる可能性を示唆した。10日の米雇用統計や来週14日の米消費者物価指数(CPI)の結果次第で今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げペースがほぼ固まるとみられている。
時間外取引で4月限は前日終値付近でもみ合った後、通常取引開始を控えて買いが優勢となった。通常取引が始まると78.06ドルまで上昇。ただ、上げが失速するとマイナス転換し、引けにかけては75.54ドルまで下落した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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