ゼットスケーラーが決算受け大幅安 ビリングに弱さの兆し＝米国株個別

　サイバーセキュリティのゼットスケーラー＜ZS＞が大幅安。引け後に１１－１月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ビリング（未収請求を考慮した売上高）も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、第３四半期は予想を上回る１株利益と売上高の見通しを示したほか、通期についても見通しを上方修正した。

　好調な決算ではあるものの、株価は冴えない反応を示している。ビリングに弱さの兆しがあるとの指摘が出ている。「同社の顧客増加の鈍化と注文のキャンセルがビリングの予想が控えめである理由と思われ、これは大規模なライバル企業の強力な成長とは対照的だ」という。

（１１－１月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.37ドル（予想：0.29ドル）
・売上高：3.88億ドル（予想：3.65億ドル）
・繰延収益：11.1億ドル（予想：11.3億ドル）
・ビリング：4.94億ドル（予想：4.91億ドル）

（２－４月・第３四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.39ドル（予想：0.31ドル）
・売上高：3.96～3.98億ドル（予想：3.87億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：1.52～1.53ドル（従来：1.23～1.25ドル）（予想：1.24ドル）
・売上高：15.6億ドル（従来：15.3億ドル）（予想：15.3億ドル）
・ビリング：19.4～19.5億ドル（従来：19.3～19.4億ドル）（予想：19.4億ドル）

（NY時間13:31）
ゼットスケーラー＜ZS＞　120.19（-13.94　-10.39%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美