金利上昇は「悪いことばかりではない」との声も
高金利は経済全体にとって悪いことばかりではないとの声も出ている。金利上昇は借り手には痛手だが、債券保有者など貸し手には有利である。このところ米住宅販売件数は僅かに回復の兆候を見せている。それは、政策変更の落としどころが次第に可視化されるにつれて、買い手と売り手が通常活動を再開することを示唆しているという。
金融システムでは、金利が上がれば投資家のキャッシュフローが増え、その結果、投資家はより多く投資をする可能性がある。そのため、FRBは利下げよりも利上げを好む傾向があるという。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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