ワークデイが決算受け上昇 見通しは慎重との指摘も=米国株個別
クラウドによる給与計算アプリを手掛けるワークデイ<WDAY>が上昇。前日引け後に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。ガイダンスでは通期のサブスクリプションの売上高見通しを据え置いた一方、営業利益率の見通しは従来予想の上限に修正している。
株価は時間外で売買が交錯したものの、上昇して通常取引に入っている。アナリストからは、サブスクリプションの成長に強い見通しを期待していたが、期待がかすんでしまったとの指摘が出ている。また、残存履行義務は堅調に伸びているが、見通しは慎重な可能性が高いとの指摘も出ていた。
(11-1月・第4四半期)
・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:0.90ドル)
・売上高:16.5億ドル(予想:16.3億ドル)
サブスク:15.0億ドル(予想:14.8億ドル)
プロフェッショナル:1.51億ドル(予想:1.48億ドル)
・受注残:164.5億ドル(予想:155.8億ドル)
・営業利益率(調整後):18.5%(予想:17.6%)
(24年度通期見通し)
・サブスク売上高:65.3~65.8億ドルに据え置き(予想:65.6億ドル)
・営業利益率(調整後):23%
(NY時間10:06)
ワークデイ<WDAY> 187.94(+3.01 +1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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