米10年債利回り低下 バーキン発言で大幅利上げ期待が後退=NY債券概況
米国債利回り(NY時間16:29)
2年債 4.615(-0.025)
10年債 3.815(-0.046)
30年債 3.865(-0.050)
期待インフレ率 2.365(-0.012)
※期待インフレ率は10年債で算出
きょうもNY債券市場で米10年債利回りは低下。FOMC委員の中でもタカ派として知られるブラード・セントルイス連銀総裁が前日に、3月FOMCで0.50%ポイントの大幅利上げを支持する可能性を排除しないとの発言を行ったことで、3月FOMCでの0.50%ポイント利上げを視野に入れる動きが出ている。
ただ、きょうはバーキン・リッチモンド連銀総裁が、「データへの柔軟な対応を可能にするため0.25%ポイントの段階的な利上げを支持する」と述べたことで安心感が広がった。
10年債は3.81%まで低下したほか、2年債も4.61%まで低下。
2-10年債の利回り格差は-80(前営業日:-79)と逆イールドの縮小は一服。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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