ダウ平均は大幅反落 米CPIはほぼ予想通りもタカ派な雰囲気が広がる=米国株前半
NY株式14日(NY時間12:07)
ダウ平均 33927.06(-318.87 -0.93%)
ナスダック 11825.30(-66.49 -0.56%)
CME日経平均先物 27580(大証終比:-40 -0.15%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅反落。一時400ドル超下落する場面も見られた。取引開始前に発表の米消費者物価指数(CPI)を受けて、市場にはタカ派な雰囲気が広がっている。
米CPIはほぼ予想通りではあったものの、持続的インフレを示す内容ではあった。パウエルFRB議長が注目する住居費を除いたコアサービスのインフレ、いわゆる「スーパーコア」も伸びは緩かったものの有意義な低下までは見られておらず、先日の米雇用統計後のタカ派なFRBを正当化する内容との受けとめのようだ。
米CPIを受け短期金融市場は3月に続き、5月も0.25%の利上げ期待が高まっているほか、6月利上げの可能性も視野に入れ始めている。また、年内利下げ期待も後退している。
米国債利回りも上昇する中、IT・ハイテク株などの成長株が下落し、医薬品や生活必需品も下落。産業株も軟調に推移しているが、ボーイング<BA>はインド航空からの大量受注が伝わり小幅に上昇。
ボーイング<BA> 216.44(+0.79 +0.37%)
アップル<AAPL> 151.75(-2.10 -1.36%)
マイクロソフト<MSFT> 270.75(-0.57 -0.21%)
アマゾン<AMZN> 97.98(-1.56 -1.57%)
アルファベットC<GOOG> 93.07(-1.93 -2.03%)
テスラ<TSLA> 201.02(+6.38 +3.28%)
メタ・プラットフォームズ<META> 178.73(-0.70 -0.39%)
AMD<AMD> 84.29(+1.16 +1.40%)
エヌビディア<NVDA> 224.80(+6.92 +3.18%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。