鉄鋼株が下落 今年の鉄鋼業は緩やかになるとの見通し=米国株個別
ニューコア<NUE>やUSスチール<X>など鉄鋼株の下落が目立っている。前日に物流企業の幹部が毎年開催される北米最大の鉄鋼コンファレンスの1つで、鉄鋼事業がパンデミック前の水準に戻りつつあり、今年の鉄鋼業は前年比で緩やかになるとの見通しを示していた。
参加した物流企業の幹部からは「われわれは鉄鋼の内部貯蔵スペースを争う大規模な問題に対処していない。6月から120日間にわたるイリノイ川の閉鎖計画や、西海岸の港湾労働組合との労使交渉が長引く可能性など、今年も入港船や内陸のはしけの交通に大きな混乱が生じるだろう」と指摘している。
「ここ数年は資材の調達だけでなく、労働力不足による資材の加工や配送も大変だった。ただ、現時点では配送地点で、そのような困難は見られていない。トラック輸送料は今年も上下動を繰り返すだろうが、われわれはすでに底を見た」と述べていた。
(NY時間14:10)
ニューコア<NUE> 166.24(-3.63 -2.14%)
USスチール<X> 27.73(-2.35 -7.81%)
クリーブランド・クリフス<CLF> 20.09(-0.75 -3.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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