ファイザーが決算 コミナティおよびパキロビッドに慎重な見通し=米国株個別
ファイザー<PFE>が取引開始前に10-12月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想範囲内となった。新型ウイルス向けの注射剤「コミナティ」が好調だった。経口薬「パックスロビド」の売上高は予想を下回った。
また、通期については予想を下回る売上高見通しを示した。コミナティおよびパキロビッドとも売上高見通しが予想を下回り、慎重な見方を示している。
株価は取引開始直後は売りが先行して始まったものの、動きが一巡すると買い戻しも出ている。
(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.14ドル(予想:1.08ドル)
・売上高:242.9億ドル(予想:242.3億ドル)
コミナティ:113.3億ドル(予想:75.7億ドル)
パキロビッド:18.3億ドル(予想:49.8億ドル)
プレベナー・フランチャイズ:17.4億ドル(予想:16.2億ドル)
イブランス:12.8億ドル(予想:13.3億ドル)
エリキュース:14.8億ドル(予想:15.9億ドル)
ザーコリ:1.03億ドル(予想:1.15億ドル)
エンブレル:2.36億ドル(予想:2.36億ドル)
ゼルヤンツ:4.93億ドル(予想:5.77億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.25~3.45ドル(予想:4.31ドル)
・売上高:670~710億ドル(予想:717億ドル)
コミナティ:135億ドル(予想:160億ドル)
パキロビッド:約80億ドル(予想:91.8億ドル)
(NY時間10:29)
ファイザー<PFE> 43.68(+0.13 +0.29%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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