続伸、米原油在庫は減少傾向＝ＮＹ原油概況

NY原油先物2月限（WTI）（終値）
1バレル＝78.29（+2.06　+2.70%）

　ニューヨーク原油の期近は続伸。終値の前営業日比（速報値）は期近２限月が２．０１～２．０６ドル高。その他の限月は０．３７ドル安～１．９３ドル高。

　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）の週報で原油在庫が減少傾向にあることが相場を押し上げた。戦略石油備蓄（ＳＰＲ）の取り崩しペースが鈍化していることや、輸入の減少が原油在庫の取り崩しにつながった。カナダから米国へ原油を供給するキーストーン・パイプラインは引き続き停止しており、足元では寒波の影響で作業が遅れている。ただ、製油所稼働率は９０．９％まで一段と低下し、原油消費量は減少。

　時間外取引で２月限は堅調に推移し、前日高値を上回った。通常取引開始後も買いが優勢で、７８．５４ドルまで上げた。

MINKABU PRESS