ワークデイが決算受け大幅高 投資家の株価再評価を促す可能性があるとの指摘も=米国株個別
クラウドによる経営管理アプリを手掛けるワークデイ<WDAY>が大幅高。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスでは、通期のサブスクリプションの売上高見通しを若干上方修正した。同社は5億ドルの自社株買いも発表している。
同社は声明で「更新された見通しは、現在の環境とのバランスを取りながら、事業の継続的な勢いとビジネスモデルの力を反映させた。現在のマクロ環境が不確実性を高めていることは間違いないが、長期的なチャンスと前途を切り開く能力を確信している」と述べた。
アナリストからも前向きなコメントが聞かれ、「同社は現在の需要環境において強力な実行力を発揮し続けており、堅調な第3四半期決算は投資家の株価再評価を促す可能性がある」との指摘が出ている。
投資家は、販売サイクルの長期化を考慮した24年度のサブスクリプション売上高の成長率の暫定ガイダンスに対する経営陣の慎重さを評価すべきだ」とも語った。
(8-10月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.99ドル(予想:0.84ドル)
・売上高:15.4億ドル(予想:15.2億ドル)
サブスク:14.3億ドル(予想:14.2億ドル)
プロフェッショナル:1.67億ドル(予想:1.64億ドル)
・受注残:141億ドル(予想:135.8億ドル)
・営業利益率(調整後):19.7%(予想:18.2%)
(23年度通期見通し)
・サブスク売上高:55.6億ドル(従来:55.4~55.6億ドル)(予想:55.5億ドル)
・営業利益率:19.2%
(NY時間10:23)
ワークデイ<WDAY> 159.27(+15.97 +11.14%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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