ダウ平均は3日続伸 米国債利回り急低下で成長株が上げを主導=米国株序盤
NY株式25日(NY時間12:21)
ダウ平均 31803.76(+304.14 +0.97%)
ナスダック 11186.30(+233.69 +2.13%)
CME日経平均先物 27505(大証終比:+245 +0.89%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は3日続伸。きょうは米国債利回りが急低下しており、IT・ハイテク株といった成長株への買いが上げを主導している。市場ではFRBが利上げペースを緩めるのではとの思惑が広がっているようだ。直近発表になっている米経済指標に弱い内容が多いことがその背景。
11月1-2日にFOMCが開催されるが、それに向けて株式市場は一旦買い戻しの流れが出ているのかもしれない。しかし、FRBがタカ派政策を後退させるのは時期尚早であり、それは高インフレとの闘いを危うくするリスクがあるとの指摘も出ている。
決算発表が続いており、きょうも取引開始前に多くの企業が発表していた。概ねまちまちの内容で方向感はまだ掴みづらい状況。S&P500企業の約4分の1が決算発表を終えているが、半数以上が予想を上回っている。それでも市場は、景気減速の影響がさらに先まで及ぶことを懸念している状況。本日引け後にはアルファベット<GOOG>、マイクロソフト<MSFT>、ビザ<V>などの企業が発表を予定。
市場からは、好業績のサプライズがあっても、持続的な上昇につながる可能性は低いとの指摘も出ている。もしそうなれば、総需要を抑制するために金融を引き締めているFRBの行動に反することになるという。
アップル<AAPL> 151.85(+2.40 +1.61%)
マイクロソフト<MSFT> 249.76(+2.51 +1.02%)
アマゾン<AMZN> 120.90(+1.08 +0.90%)
アルファベットC<GOOG> 104.23(+1.26 +1.22%)
テスラ<TSLA> 224.03(+12.78 +6.05%)
メタ・プラットフォームズ<META> 135.27(+5.55 +4.28%)
AMD<AMD> 61.81(+3.11 +5.30%)
エヌビディア<NVDA> 132.64(+6.65 +5.27%)
ツイッター<TWTR> 52.39(+0.87 +1.68%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。