LME、ロシア産金属の供給禁止の可能性を協議へ アルコアは買い先行も下げに転じる=米国株個別
ロンドン金属取引所(LME)はロシア産金属の新規供給を禁止する可能性について、審議文書を配布する。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。LMEがロシア産金属の供給阻止に向けた動きをとるのは初めて。
この報道後、アルミ相場は一時8.5%高と取引時間中では過去最大の上昇。ニッケルは5%、亜鉛は4%余りそれぞれ値上がりし、今月に入ってからの下げを急速に縮小した。
LMEはロシア産金属が傘下の倉庫ネットワークに新たに供給されることを禁止するべきか、いかなる状況でそれが必要になるかの議論を開始する計画だという。
この動きを受け、アルミのアルコア<AA>は買いが先行して始まったものの、全体相場に圧迫され下げに転じている。
(NY時間10:15)
アルコア<AA> 34.52(-0.71 -2.02%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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