米下院が520億ドル規模の半導体法案を可決=米国株個別
米下院は国内半導体製造に対する520億ドルの補助金および奨励金を含む法案を可決した。法案はバイデン大統領に送付され、署名を経て成立する。議会で最初に法案が提出されてから1年以上経ってから、政権に勝利をもたらすことになった。
ペロシ下院議長は採決に先立ち、「この法律は米国の家庭と米経済にとって大きな勝利だ」と述べた。「この法案が成立すれば、米国の半導体チップの生産が強化され、米国の製造業が活性化し、10万人近い高収入の労働組合の雇用が創出されることになる」と述べた。
投票は243対187で可決。土壇場になって共和党幹部が反対を唱えたにもかかわらず、24人の共和党員が賛成した。
今回の法案には半導体のほか、研究・人材育成、5G無線技術のための資金も含まれている。
きょうの半導体関連銘柄は決算を受けて下落しているクアルコム<QCOM>や引け後に決算を控えたインテル<INTC>は下落しているものの、その他は概ね堅調に推移。
(NY時間15:22)
エヌビディア<NVDA> 180.53(+2.63 +1.48%)
AMD<AMD> 91.92(+2.10 +2.33%)
インテル<INTC> 39.91(-0.27 -0.67%)
マイクロン<MU> 62.17(+0.28 +0.45%)
クアルコム<QCOM> 146.97(-6.45 -4.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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