ダウ平均は小反落で始まる 全体的には小幅な値動き=米国株序盤
NY株式27日(NY時間09:57)
ダウ平均 31405.62(-95.06 -0.31%)
ナスダック 11554.21(-53.41 -0.48%)
CME日経平均先物 26740(大証終比:-30 -0.11%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は小幅に反落して始まっている。取引開始直後は上昇して始まったものの、直ぐに下げに転じている。ただ、全体的には小幅な値動きとなっている。先週の大幅高からの戻り売りもある一方、下値では四半期末を前に買い戻しの機運も続いているようだ。
市場の注目はFRBの積極利上げからリセッション(景気後退)にシフトしているが、センチメント系を中心とした、このところの弱い米経済指標の発表を受けてFRBの利上げ姿勢が和らぐのではとの期待が出ている。それが株式市場の買い戻しを誘発。
しかし、取引開始前に発表された5月の耐久財受注は予想を大きく上回る伸びを示し、米製造業の設備投資がなお衰えていないことが示されていた。
今週は四半期末を迎えるが、米株は強含むとの見方が出ており、7%上昇する可能性も示唆しているという。年金基金や政府系ファンド(SWF)がポートフォリオのリバランスを理由に挙げている。年金基金やSWFは厳格な資産配分規定に従うため、通常は四半期ごとに市場エクスポージャーのリバランスを行う。市場の流動性が過去平均の5分の1に低下している現在、今回の四半期末および月末リバランスは株価に大きな影響を与える可能性があるという。
エネルギー株は上昇している一方、銀行や産業が下落。IT・ハイテク株も戻り売りに押され軟調に推移している。
なお、本日は引け後にナイキ<NKE>が3-5月期(第4四半期)の決算を発表予定。
ナイキ<NKE> 111.37(-1.55 -1.37%)
アップル<AAPL> 142.09(+0.43 +0.30%)
マイクロソフト<MSFT> 265.93(-1.77 -0.66%)
アマゾン<AMZN> 114.38(-2.08 -1.79%)
アルファベットC<GOOG> 2366.72(-4.04 -0.17%)
テスラ<TSLA> 743.57(+6.45 +0.88%)
メタ・プラットフォームズ<META> 169.92(-0.24 -0.14%)
AMD<AMD> 86.51(-0.58 -0.66%)
エヌビディア<NVDA> 168.49(-2.77 -1.62%)
ツイッター<TWTR> 39.67(+0.26 +0.66%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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