ホーム・デポが決算受け下落 既存店売上高の伸びは若干のプラス見込む=米国株個別
ホーム・デポが取引開始前に11-1月期決算(第4四半期)を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、売上高も予想を上回った。1株利益は予想範囲内に留まった。通期の見通しも公表しており、既存店売上高の伸びは若干のプラスを見込んでいるほか、1株利益は1桁台前半の伸びを見込んでいる。
株価は冴えない反応。2年前のパンデミック以来、同社は従来型のガイダンスを提供していない。住宅市場全体は依然として好調なものの、米景気刺激策で売上高が伸びた前年との比較では厳しい状況に直面している。
ただ、アナリストからは前向きなコメントも聞かれる。販売動向はパンデミックから丸2年近く経過しても維持されているか、あるいは微増傾向にある。住宅の在庫が過去最低水準にあり、住宅価格の上昇を生み出している。消費者は住宅価値が上昇するとより多くの支出をするというストーリーは今後も変わらないと述べている。
(11-1月・第4四半期)
・既存店売上高:8.1%(予想:5.3%)
米国:7.6%(予想:5.3%)
・1株利益(調整後):3.21ドル(予想:3.20ドル)
・売上高:357.2億ドル(予想:348.4億ドル)
・顧客単価:85.11ドル
・1平方フィート当たり売上高:+8.3%
・店舗数:2317店(予想:2318店)
(通期見通し)
・売上高:伸びは若干のプラス
・既存店売上高:伸びは若干のプラス
・1株利益:1桁台前半の成長
(NY時間09:33)
ホーム・デポ<HD> 330.93(-15.94 -4.60%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
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執筆者 : MINKABU PRESS
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