アマゾンも売り強まる 引け後の決算控え警戒感も=米国株個別
きょうはメタ・プラットフォームズ<FB>の決算を受けての急落がIT・ハイテク株全体へ広がる中、アマゾン<AMZN>も売りが強まっている。特に悪材料は見当たらないが、本日引け後に決算発表を控えており、警戒感が強まっているようだ。
市場は、パンデミックに関連した在宅での個人消費の需要が冷え込んだことで、eコマースの売上高の伸びは鈍化を見込んでいる。配送料や人件費高騰も利益を圧迫していると予想しているようだ。同社が収益を上げる手っ取り早い方法はプライム会員の値上げだが、多くの市場関係者は、インフレの影響で値上げは避けられないと見ている。
ただ、AWSのクラウドサービス部門の展望は明るいと期待している模様。同部門は2022年の営業利益の75%以上を占める可能性があり、今回の決算はクラウドの成長がキーポイントとなりそうだ。
アマゾンの決算がメタの雰囲気を覆してくれるか注目される。
(NY時間14:15)
アマゾン<AMZN> 2812.86(-199.39 -6.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

執筆者 : MINKABU PRESS
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